2018
22
Sep

未分類

新築かリノベーションか

家造りを新築か既存住宅のフルリノベーションか迷っている方向けに、フルリノベーションの経験談や考えをお伝えし、判断材料としてお役に立てればと思います。

フルリノベーションは費用がかかるので、デザインも性能も満足出来るように造りたいと当然考えますが、それをやるには新築に近い金額がかかってしまうことが多く、どこまで改修するべきか、新築に切り替えるべきか悩みどころです。

またリノベーションの場合、将来設計をしてそこにどれくらいの期間住み、それに見合う予算を組むということをしないと後で困ることがあります。私自身7年前に無計画に勢いでリノベーションして今になって間取りや修繕費、将来の対応等で困っています。

自宅の全面改修をして思うことですが、大きなお金をかけたなら、それに見合う期間はその建物に不自由なく住めないと困る。でも改修時に手を付けない部分はすでに数十年分は劣化していて、早い時期にそこの部分改修を迫られ、新築以上の維持費がかかる。間取りについても改修は既存の間取りや構造の制約の範囲内での設計となり不自由なことも多い。そういったことを受け入れて、それを楽しめるくらい既存の家に思い入れがあればそれも良いことだと思います。

自宅の設計では最初大きく予算オーバーして、やりたいことをいくつか削り、これだけはという思いで残したのが、上の写真の大きな木製建具と大きなデッキテラスです。新築するほどはお金をかけられないが、中途半端で何にもならないのは避けたい。そこのギリギリのところで選択し、形にしていった。写真の部分は今でも気に入っているし、ここのおかげでいくつかのメディアにも取り上げて頂いた。削った部分はやはり多少我慢をしながらの生活となる。

設計事例のHouse Uはリノベーションですが、やはり要望を満たしてデザインをしっかり作ろうとして予算をオーバーし、これだけは実現したいということを絞り込んで予算に合わせて、完成に漕ぎ着けた。

リノベーションとして許容できる予算を設定し、その予算でできる内容に満足できるかが決め手になるかもしれません。

新築かリノベーションかは予算や家族の状況、既存建物への思いなど、いろいろな条件からの選択になると思いますが、経験談が少しでも参考になればと思います。

 

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