2022
18
May

未分類

リフォームと耐震性

最近リフォームのご相談をいただくことが多くなってきましたが、元の建物が古い場合、耐震性能が足りないことがほとんどです。特に旧耐震基準の建物(1981年以前)は弱く、熊本地震では旧耐震基準の建物の45%が倒壊・大破しています。新耐震基準の建物(1981~2000年)でも18%が、新・新耐震基準の建物(2000年~)は6%が倒壊・大破しました。現在、安全に対する意識の高い方たちが採用する、耐震等級3の建物はほぼ無傷だったそうです。

旧耐震基準の建物を安全な建物にするためには、基礎から補強して木造の軸組もスケルトンにして調査、補強をする必要があり、そこから外装、内装、断熱などを行うと新築と同等の費用・期間が掛かってきます。元の建物に対する思い入れが強い場合はこの方法もありですが、間取りやデザインの自由度を考えれば建て直しがよいと思います。耐震補強を基礎から行わず、上部のみ補強してきれいに仕上げても地震が来たらすべて無駄になってしまう可能性があるので、私はそのような提案は致しません。

これからの建物は寿命を延ばして、環境負荷を抑える必要があるため耐震等級3は必須だと考えています。施主の安心と地球環境のために必要な性能をしっかりと備えつつ、暮らしに喜びや豊かさを生み出す空間を提案していきます!

写真は現在リフォーム設計中の現況写真。

この建物は新耐震基準の建物なので間取り変更をしながら、可能な範囲で耐震補強をしていく予定です。新耐震基準の建物の倒壊する原因の多くは柱や梁などの接合部が外れてしまうことによるので、最新の金物でしっかりと緊結していきます。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加