2022
20
Oct

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「玄関ホール」(渡辺篤史の建もの探訪の詳細)

どこの住まいでも土地や予算、法律などの条件により家の面積は限られているため、ゆとりをもって豊かな空間を作る部分と無駄をなくして合理的にまとめる部分をメリハリをつけてまとめていく必要がある。この住まいにおいては家族が最も長く過ごすLDKを最大限豊かにするために、玄関ホールを家の中央に配置し、そこから各室にアクセスできる超合理的な間取りとしている。この生活動線の中心となる空間を明るく気持ちのいい空間にするために、廊下の突き当りに壁一面の型ガラスを配置し、北側の優しく安定した光をホール全体に届くようにしている。またコンパクトな空間でもドアや巾木の納まりを極力シンプルに仕上げることでスッキリとした広がりのある空間を作り出している。写真右側の壁にある真鍮のバーは施主様の作品であるドライフラワーを飾ったり、日常のものを掛けたりと重宝されている。

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