2022
21
Oct

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「自然とつながる大きな窓」(渡辺篤史の建もの探訪の詳細)

リビングの大きな窓から庭の緑を楽しみ、吹抜けの高窓からは空を楽しむ。設計するときはいつでも、どうやって自然とつながれるかを考える。この住まいでは子どもが遊んだり、家庭菜園をする庭を作りたいという希望があったため、その庭と一体的なリビングという構成は最初から決まっていた。その庭とリビングのセットをこの敷地内で最も日当たりが良く見通しの良い場所を探して配置し、そこを基準に各室、機能を合理的に配置していった。毎日のように立つキッチンは、リビングの様子が見渡せて、その先に庭の景色、見上げれば空を望める位置に配置している。庭に緑を植えるとその成長や四季の変化を楽しむことができるし、虫や鳥もやってきて常に変化し、驚きや感動を届けてくれる。空を眺めればいつでも違う表情で感動させられる。空は宇宙で無限で根源的でみんな大好きで最強だと思う。空は常に意識する。常に変化し感動を与えてくれる自然と共にある豊かな空間を目指していく。

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