2023
5
Feb

未分類

光庭のある家

現在、住宅街にある敷地に2階建ての住宅を計画しています。

周囲を住宅に囲まれているため、窓を付けてもカーテンを閉めるか曇りガラスとなり、窮屈な住環境になってしまう。またこのような土地は1階に光が入りにくく余計に好ましくない環境となる。このような土地でもプライバシーを守りつつ太陽の光を感じ、視線の抜けがある豊かな住環境を確保するために、家の中央に3帖吹抜けの光庭を配置し上部からの光を1階まで届ける間取りを提案した。2階のテラスは壁を高くして周囲の視線を遮り、上部を開放して光を取り込み、空を眺められる環境を作る。その明るく開放的なテラスに開いた吹抜けから1階のリビングに光が届く断面構成としている。光庭は完全にプライベートなため大きな透明ガラスの窓を設け、外とのつながりがある豊かな環境を得られる。庭に出て上を見上げれば宇宙を感じることもできる。性能や効率をしっかりと抑えつつ、ワクワクする楽しい環境を作っていきたい。

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